感想というのは大抵長くなりすぎるんだよなぁ…⑤

こんにちは! 鱧だです。
今日はとうとうドラマ天葬式編第5話の感想を書いていきたいと思います!
11月からの~んびり書いてきたドラ天感想も、これで最後と思うとなんだか寂しい…。

今回も、これまでに増して愛をこめて語っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお付き合いくださいませ!



1.ド美人の鼻



さて、今回も吉田栄作さん演じる赤木しげるは非常に顔が良いです!
毎回感動するんですが、栄作さんのお鼻って正面から見ても横から見ても福本先生の描く絵とおんなじですよね。
以前「さよなら渓谷」という映画を見た際、真木よう子さんのお鼻が正面から見ると福本先生の描くイケメンの鼻で「あの鼻って鼻筋メチャ通ったド美人の鼻なんだ実際!!」って感動したんですけど、栄作さんのお鼻もマジで福本先生の描く赤木しげるのお鼻!!

いるんですね……あの赤木しげるの鼻の持ち主が、この世に。
こんな感動も味わわせてくれるドラ天には何度感謝を捧げても足りないです。
今回、第5話では部屋に天さんを迎え入れ、煙草に火をつけるため俯く赤木さんの鼻が特にわかりやすく福本先生の描くイケメンの鼻ですので皆さま改めてチェックをお願いします。



2.天と赤木の関係、最高だよ…。



最期の部屋に天さんを迎え入れ「相変わらずいい目をしてる…!」とほほ笑む赤木さん。
ここね~~メチャクチャいいんですよね。
天さんのほうは不機嫌にも見える無表情なんですけど、赤木さんは天さんの顔を見つめてすごくいい顔をしていて。天が大好きって感じの。

その表情だけで、赤木さんが天さんに特別良い感情を抱いているのが伝わってくる。


でね、天さんは赤木さんに死んでほしくないのもあって、わりと赤木さんの決断を責めるような感じの話し方をここからしばらく続けるんですけど、それに対して赤木さんはまるで言い訳するかのように「まあ聞けよ」と自分の考えを天さんに話すんです。

もちろん第4話までの赤木さんもおしゃべりではありました。
自分の生き方、死に際しての考えを伝えようと積極的ではあった。
けれども、赤木さんの話し方から理解してもらいたい、誤解をされたくないというような感情を感じたのは第5話がはじめてでした。


なんていうかね…はじめて赤木さんが同じ地点で話してるっていうかね。たぶん距離感の問題なんですけど、原作でも通夜編って読者が赤木と対話する側に感情移入する形で読み進めるところあるじゃないですか。それはドラマでも変わらず、赤木さんでなく対話する側の健・銀次・僧我・原田・ひろの視点で赤木さんを見ているような感覚があって。

その、自分の視点となる対話者たちは皆、赤木しげるとの間に距離があるんですよ。対話する側が、赤木しげるのことを遠い存在と感じている…っていうか。
赤木しげるのことを遠い存在と感じる対話者に感情移入して物語を見るので、視聴者にとっても赤木しげるが少し遠いところに立っている感じがするんですよね。


それが、天さんだと違う
天さんと話している赤木しげるは、第4話までの対話と比べて、かなり降りてきてくれてる感じがするんですよ。
天、そして視聴者と、同じ立場に立っているように思える。
同じ立場に立った赤木が、己をわかってもらいたいと思い、でもうまく伝えられず憤る、そういう葛藤が見える。

天さんにうまく言い返せず、押し黙った後「すこし飲もうか」と立ち上がる赤木さんなんか愛しくてかわいくてもう、涙出ましたね。
フライングですけど「赤木に友はいたのだ…」って気持ちになっちゃいます。



3.勝手に乾杯



「すこし飲もうか」の直後ですね。
「付き合えよ、最後の酒だ」って言って天さんにグラスを押し付けるとこです。
押し付けたはいいものの、難しい顔をして黙り込み、全然乾杯してくれないし返事もしてくれない天さん。そんな天さんのグラスに、赤木さんは勝手に自分のグラスをコン!とぶつけて鳴らし、1人で勝手に乾杯します。ここもうかわいすぎて吐くかと思いました。

このドラマほんと赤木しげるが可愛すぎて愛しゲロすごいこみ上げますけど、第5話の愛しゲロポイントはここです。



4.何回聞いてもプロポーズです、どうもありがとう



天さんのアレです。
まあもちろん天さんがプロポーズするのは知ってたんです。
でもね…ドラマ……びっくりするほど愛の告白だった。

そこまでか…と感じるほどの熱烈な求婚です。これは腐女子でなくても勘繰るっていうか勘繰りじゃなくてまず間違いなくこの3年ドラマでは見せなかった深い関係がありました。
なんといっても赤木さんって呼んでたような気がする天さんが赤木呼びになってますしね、これも2人の密接な関係を暗示しているのかもしれない。


この、原作を超える愛のプロポーズ感は、天さんの嫁設定のせいかもとも思います。
原作では2人のお嫁さんがおり、なんなら再初期にはお嫁さん候補の3人目もいるくらい、天さんは豪放磊落で性的にも豪快で、なんでも抱え込んでしまう、器の大きな男でした。

それと比べると、ドラマ版の天さんはもっと、なんていうか人生の酸いとか苦とか哀とかを舐めてきた感じの渋さがあって、苦労を背負ってきた分、他人を簡単に受け入れない感じというか、背負ってきた人生の重さを感じさせる人だったわけですよ。


そういう男性がですね、「俺、最近結婚したんだ」っていうわけですよ。
このセリフや、天さんの表情から、きっと長年付き合ってきた、ほとんど夫婦みたいに暮らしてきた女性と、ようやく籍を入れる覚悟をしたんだなっていうのが伝わってくるわけです。
真に苦楽をともにするために、籍を入れたんだなって想像できる。

そこからの赤木に対しての「家族になろう」です。
やばいでしょ。
長年連れ添ってきた(であろう)女性と、赤木しげる。
この2人を家族として死の際まで生きていきたいという天さんのこの…この愛。


ドラマ版の天さんは正直「快男児」とは言い難いと昨年の連続ドラマの時から思っていましたがその「快男児」でないところ、「多くを背負い、辛酸を舐めて生きてきたため、己にも他人にも厳しく、若者には道を踏み外させまいと説教臭く語る一面のある、渋いオッサン」が「俺と嫁さんと赤木しげるの3人で、家族になっていきたい」と語ることによるこの「辛い人生の中で、絶対に手放したくないと思えたのが嫁さんと赤木しげるだった」感!
たまらんですね。
びっくりするほど萌えて、びっくりしました。


天さんの熱烈なプロポーズを受けても渋い顔をしている赤木がまた最高。
家族持たなきゃダメとかヤクザに生き過ぎたとか言われてちょっとムッとしたんでしょうね。感情がすべて顔に出てしまう赤木しげる、萌えかよ…(萌えです)



5.赤木の意地



天さんの熱烈なプロポーズを受け止め「気持ちだけありがたく頂くわ」って感じでスイッチを押し、死に一歩近づく赤木しげる。この「意地でも死ぬ」って態度、原作でもメチャメチャ好きだったんですけど、ドラマで見るとさらに良いです。

赤木さんとしては何が何でも死ぬのをやめるわけにはいかない。
なぜなら彼にとってはこの先の、ボケてしまったその後の人生を生きる、抜け殻のような自分は耐えられないから。
でも、天の言葉で決心が揺らぎかけた。


当初、赤木さんは対話の中ではなく、対話の後、1人になってから穏やかに死を迎える予定だったと思います。
天さんに「もう、いいかな…?」と途中呼び掛けているのもそのためでしょう。
天さんとの対話後、最後の一服でもした後、死ぬ。
そういう予定だったと思われます。


でも、揺らいじゃったんですね…。
天さんの渾身のプロポーズに。
だから対話の最中、これ以上天の言葉を聞かないよう、スイッチを押した。
金光と「意地では死なねえ。死ぬときは、心から死ぬ」と約束した赤木さんですが、確かに心から死んだのは間違いないものの、意地で死んだのもまた確かだと個人的には思っています。

「逝かなくっちゃ…!」という言葉に赤木の心が見えるようです。



6.あほんだら…



赤木の死を察知し集まる仲間たち。
赤木さんが「勘がいいな…!コイツら…!」と内心で嬉しく思っていますが、このドラマでは対話が終わった後、元の待合室には戻らず各自バラバラだったと推測されるので当然「赤木…そろそろかな」「いやまだやろ」みたいな話もできません。勘が良いにも程がある。

原作では集まった際、真っ先に原田が「こんなもん抜け抜け…!」と赤木さんの腕から管を抜きますが、ドラマでは抜きません。
口々に赤木の名を呼ぶ仲間たち。そんな声をBGMに赤木さんは死の間際の夢の中にいます。風を感じ、木の枝から舞い落ちる葉を見、死を悟る赤木しげる。椅子にもたれかかり目を閉じる赤木さんっていうか吉田栄作さんの顔が本当に美しい。

死の際、目を見開いた赤木さんに対し泣きながらも微笑みかける天さん、その後ろでサングラスを上げて泣き笑いを見せる健、この表情がとても印象的です。
直後、命を失う赤木しげる。
ほほ笑みを見せ、まるで満たされたような、穏やかな死でした。


そして立ち上がる原田克美。
呆然と、意識でコントロールできないかのようなふらつきを見せ、ひとりでに零れ落ちたかのように「あほんだら…」と呟きます。
これ!!!!!!もう!!!!!!!!!!!
ありがとうございますと叫びたい!!!!!!!!!!!!!

赤木への、そして無力であった己への言葉のようにも思えるこの「あほんだら…」。
なぜドラマスタッフがここまで原赤民に優しいのか理解に苦しむくらいですけど、本当にありがとうございます。
赤木さんは亡くなってしまったんですけど、私は生きていて良かった。
原田克美のこの一言が聞けて良かった。
幸せです。



最後に



長く書いてきたドラ天感想ですが、これにて一区切りと致します。
ホントね、こんな文章なんかではこの熱い胸の高鳴りは全然表現できないんですけど、書かずにはおれなかったという気持ちの発露として、置いておきたいと思います。

このドラマを連続ドラマから葬式編まですべて見られたことは私にとって幸せなことでした。自分の大好きな作品、大好きなキャラクターを素晴らしい俳優さんたちの演技によって見ることができたことに、感謝してもし足りないくらいです。

ずっと言ってるんですけど、ホント~~~~~に吉田さんの顔が良すぎる。
渋さと愛嬌が同時に垣間見える稀有な美形中年で、画面越しの佇まいがまさに赤木。
赤木さんを演じることができる人がいるなんて、考えたこともなかった。
現実は最高です。


このドラマに貰った喜びを、この文章を読んでくださった方とすこしでも共有できたならとても嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました!!


2月4日

大河4話を見た。前回「癪ではないか!」が小気味良かった松平元康。今回は、藤吉郎の図々しい質問に対するお返事からの、ぜんぶ逆のこと言ってやった!ワハハ!の流れがとても良かった。いい性格してる。お顔がずっとゆで卵みたいにツルンとしてるのも貴族って感じで、好き。